再利用できる!原子力施設の廃棄物
こんにちは!
茨城県ひたちなか市に本拠を置き、原子力発電所の設備解体工事をメインにその他原子力施設に関するさまざまな事業に取り組んでいる株式会社テクノ稜建です。
皆さん、解体された原子力科学研究所などの原子力施設から出てきた廃棄物、実は再利用できるってご存じでしたか?
今回は廃棄物がどのように再利用されているのかについて紹介していきます!
ぜひ、最後までご覧ください。
クリアランス制度
原子力発電所の廃炉を行って出てきた廃棄物は放射能レベルに応じた適切な対処法がそれぞれにあります。
その中でも、人の健康に対する影響力がほとんどないとされ、さらに国の確認を受けたものを「クリアランス物」と呼びます。
クリアランス物は一般の産業廃棄物と同じ扱いができるのです。
このような制度をクリアランス制度といいます。
しかし、日本ではクリアランス制度の定着率が外国と比べると低いのが現状です。
現在は電気事業施設や原子力関連施設での再利用が行われており、市場に流通することがないよう運用されています。
使用燃料のリサイクル
もともと、原子力発電所では再利用できないウラン燃料は全体の3から5%しか使用されていません。
残りは、再利用できるウランかプルトニウムを利用しています。
そして、ウランとプルトニウムは使用済み燃料から再処理され再び原子力発電所で使用されます。
この流れは「原子燃料リサイクル」と呼ばれており、原子燃料リサイクルを行うことで、再処理せずに処分する場合と比較して高レベル放射性廃棄物の体積を減らすことが出来るのです。
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